成瀬隆彰
溶接作業
厚い雲がたれ込めて、ちょっと薄暗く感じるような肌寒い朝。１日雲はかかっていたが、それでも昼頃には結構明るく、暑くも寒くもない過ごしやすい１日。今日は事務所の近くで種々いろいろ用事があり、朝から１日出たり入ったりをくり返した。設計の進捗状況は相変わらずだが、次の案件の計画に向けて、購入部品の仕様を決めて、見積依頼をＦＡＸしたり、問合わせに対応したり、ある意味平日らしく過ごした１日。これ、大熊町時代の写真だが、パイプを加工して溶接をしているところ。ブロックに乗せたパイプを、治具を使ってしっかり固定してからの溶接作業。溶接作業は、金属を溶かすので熱収縮が発生し、フリーで行うと寸法が大きく変化してしまう。現場では『品物があばれる』と言うのだが、こうしてしっかり固定することで、寸法変化を最小限に押え込む。寸法精度の高い溶接製品を作るには、一見手間だが、こうした段取りは欠かせない。
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