2012年9月 5日

溶接治具

120905.JPG昨日までとはガラッとかわり、今朝は空に雲がほとんど無い、きれいな青空が広がった。もっともそれで、日差しもまるで痛いくらいで、気温もほとんど真夏に逆戻り。そんな本日は、朝から事務所でたまった宿題の山を前に、ただただひたすら検討。深層心理のなせるワザか、自分がいくつの案件を抱えているのか、ときどきふと記憶がなくなる。これ、パイプを使った小物のケーシングを製作する時の、溶接前の様子。治具を用いて、高さや位置を固定してから溶接する。溶接は溶かして固めるため、かならず熱収縮で寸法が変化する。現場では『品物があばれる』と言うのだが、精度の良い品物を作るには、こうして治具でしっかり固定して、寸法の狂いを最小限に押え込む。鉄よりステンレス、ステンレスよりアルミの方が熱収縮が大きいので、形によっては気をつけないと、あばれて品物にならなくなる。どういう治具を作るのかも、ある意味職人の経験によるところ。こうした治具が必要なので、精度を要求するものは、小さいものでも結構値段は張ってくる。

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