『第73号:想定外はなくならない』


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   鉄の厨房:想定外はなくならない

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 ●技術の世界

  どんなときでも進歩している。

  小さなことでも、改良、改善のくり返し。
  少しづつでも変えてみて、より良い方法、考える。


 ●小さいことでも

  一歩でも、前に進むこと、技術の進歩。
  一歩進めば、思わぬ落とし穴が、あることも。

  たった1歩前に出るだけ、技術の延長と思うもの。
  そうした事にも、思わぬ障害、発生することも。

  そこはいつでも、未知の領域。


 ●そうした問題

  解決してきたことが、技術の歴史。

  多くの人がかかわって、メカニズムが解明される。
  そうして技術は、進歩する。

  そうした経験、そのものが技術。


 ●すべてのこと

  考えた通りになること、ありえない。
  あるなら、開発、試作は不要になる。

  人間のやること、どこかにかならず抜けがある。
  実際に作ってみると、かならず問題、発生する。

  想定外、起これば必ず工夫する。


 ●想定外

  そうしたことが、工夫の原点
  そうしたことが、技術の進歩。

  そうした経験、大切なノウハウ。


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 編┃集┃後┃記┃
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  どんなに小さな改良も、当事者には、はじめての領域に踏み出すもの。
  あたりまえですが、本人は過去の経験、文献等からの知識を使い、う
  まくいくように、考えて作るものです。

  実際にやってみると、思わぬ結果が待っていることは、よくある話し。
  全て考えた通りに行くのであれば、開発も試作も、必要ないわけです。

  考えられることは、全て対策し、それでも実際に作ってみて、運転して、
  問題点がないかどうかを調べることが、技術開発の基本だと思います。

  しかし実際は、案外簡単なところで、つまずくこともまた、多いものです。
  人間の行うこと、そうした経験を積むことが、技術そのものだと思います。


  では、また次回、お会いしましょう。


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