『第71号:歴史の重み』


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   鉄の厨房:歴史の重み

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 ●歴史のあるもの

  いっけん無駄と思えるもの、いろいろ。

  それが無くても、機能する。
  それが無くても、問題ない。


 ●たとえそれを

  取り去っても、まったく問題なく機能する。
  その部分、限られた条件だけ、機能する。

  そんなものが、ついているもの。


 ●歴史が生んだ人間の知恵

  ムダと思えるもの、実はノウハウ。

  ついてるものに、不要なものはありえない。
  それがある、本当の理由は、かならずある。

  一見無くてもいいようなもの、実はそれが技術力。


 ●そうした部品

  不具合発生と、対策をくり返して、出てきたもの。
  本来機能、いつでも満足させるために必要なもの。

  そうしたもの、いざという時に機能する。

  歴史あるもの、人間の知恵がついている。
  そうしたこと、その機械の、歴史の重み。

 

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 編┃集┃後┃記┃
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  どんなものでも、その主たる目的に沿って作られているものです。

  そして、その目的を、どんな状況でも満足するために、さまざまな
  周辺技術が附加され、一見複雑な装置になっていくものです。

  どんなものでも、初期の機械は比較的単純です。

  しかし、その後附加されたものは、失敗の上に考案されたもの。
  そうして周辺を固めることが、その本来機能を安定して達成するた
  めに必要になるものです。

  それぞれは小さいことの積み重ねが、信頼性を上げるもの。
  そうしたことの一つ一つが"技術力"と言われるものです。


  では、また次回、お会いしましょう。


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