『第70号:アイデアを具体化する』


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   鉄の厨房:アイデアを具体化する

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 ●モノは形になって

  機能して、そうしてはじめて意味がある。
  考えているだけでは、優れたアイデア、絵に書いた餅。

  あたまの中にあること、表に出して、はじめて技術。
  見える形になって、はじめて、世の中のためになる。


 ●最初は稚拙でも

  まず、実際に形にして、世の中に出すこと、肝心。

  見える形になれば、それについて、他の人の意見も出る。
  多くの人が、それを考え、そうして技術は、洗練される。


 ●一つの技術に

  多くの人がかかわること、それもまた、人間社会の分業の一つ。

  すべてのこと、何から何まで自分一人で、できるものではない。
  多くの人が、かかわったこと、それだけ価値が上がるもの。


 ●技術の進歩

  アイデア、あたまの中にあるだけでは、いつまでたっても、不完全。
  アイデア、多少のことは目をつぶり、具体化すること、重要なこと。


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 編┃集┃後┃記┃
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  ものづくりの仕事と言っても、いろいろな段階があるものです。

  それぞれの段階で、いろいろな発想、技術の進歩があり、そうした
  ものが、また世の中に広まっていき、他の分野を刺激して、技術の
  連鎖が起こるものだと思います。

  どの分野でも、発想の段階は、個人のあたまの中にあるもの。

  しかし、最初はどんなに稚拙なものでも、具体的な形になれば、そ
  れに、いろいろな人が意見や考えが、加わっていくものです。

  そのように、いろいろな人の考えが加わることで、技術は洗練され、
  より完全なものに近づくものです。

  まずは、具体的な形にして、他の人に見えるようにする。
  それが大切ではないかと思います。


  では、また次回、お会いしましょう。


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