『第69号:必然の積み重ね』


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   鉄の厨房:必然の積み重ね

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 ●道具や機械

  技術は全て、人間が作り出すもの。
  そこには、創造性あふれる、機能や形が溢れている。

  その動きや形、要求に従って決められる。
  その動きや形、必要に応じて、作られる。


 ●どこまでいっても

  すべての事が、必要な事の積み重ね。
  細かい部品まで、形、機能には意味がある。

  機能を満足したもの、大きなものに組込まれる。
  そうした連鎖の、くり返し。


 ●全体としての

  大きな形、動きから、部品の形、組合わせ、材質まで。
  全ては必要な事を、満足するかどうかが判断基準。

  機能を満足するために、その動き、形状が決定される。


 ●同じ機能を満足するなら

  より安く、よりシンプルにを考える。。
  機能の連鎖で、さまざまな技術が作られる。

  洗練され、他の機能や外観を求められる。


 ●すべての技術

  人間が解決してきた、知恵の集約。
  すべての部品が、知識の結果。


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 編┃集┃後┃記┃
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  ものを作るという点では、芸術もまた、形を作るものです。
  しかし、技術との大きな違いは、機能が目的になっているかどうか。

  機械や道具は人の役に立って、はじめて意味があります。
  その小さな部品にいたるまで、必ず意味を持っているものです。

  もちろん、それは、機能からだけで決まるものではなく、加工方法
  などの制約によって、決っている部分も、あるものです。

  そうしたすべての事が、また改良、改善のタネになっています。

  形あるもの、それには、多くの人の知識や知恵が集約されて、ここ
  に存在しているものです。


  では、また次回、お会いしましょう。

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