『第62号:制約があるから発想がある』


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   鉄の厨房:制約があるから発想がある

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 ●人の考えること

  集中することで、アイデアが出てくるもの。
  考える範囲を狭めることで、優れた考えが出てくるもの。


 ●考えることはゲーム感覚。

  ルールのなかで、ベストな方法、考える。
  ルール違反は、実現できない机上の空論。

  制限、制約、人はそこに知識、知恵を集約させる。


 ●サッカーは

  手を使わないから、おもしろい。

  物事は、制約があるからおもしろい。
  制限があるから、考える意欲も湧いてくる。


 ●制限の無い自由な発想

  言葉はいいが、実用的な知恵の集約、難しい。
  制限が加えられて、考えるからこそ知恵が出る。

  問題点、解決するため、他の知識も吸収する。
  周辺知識も積極的に取り入れる。


 ●制限、制約

  それが、専門分野となることも。
  そうしたことには、多くの人が集まるもの。

  3人寄れば文殊の知恵。
  改良、改善で技術の完成度は高くなる。


 ●考える範囲

  細かくすることで、知識の完成度は上がっていく。

  そうした制約、外す方法も考える。
  制限を外した場合も考える。

  技術の進歩、そうしたことのくり返し。


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 編┃集┃後┃記┃
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 何を考えるにしても、漠然としては、考えはまとまらないものです。

 考える範囲を決めること、言い替えれば、ポイントを絞るということ
 になると思います。

 問題点を解決する場合も、その問題に集中して検討するものです。
 そうしたことが、新たな専門分野の発生にもつながるものだと、思う
 ものです。

 こうして、ポイントを絞って考えを集約していくこと。
 技術に限らず、人間の活動に共通することではないかと思っています。


 では、また次回、お会いしましょう。


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