『第58号:最適は後から考える』


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   鉄の厨房:最適は後から考える

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 ●技術の進歩は

  新しいものを、世の中に産み出すもの。

  それは、いままでの方法では、解決できない問題。
  それを解決するために、新しい方法、仕組みを考える。


 ●新しいもの

  どんなにつまらないと思うものでも、必ず障害がつきまとう。

  目的を達成するための方法、アプローチ、いろいろある。
  それを達成するための、方法、構造、問題点。


 ●目的を達成するなら

  装置の構造、シンプル、単純なものほど、ベストなもの。
  洗練された装置は、必ず単純で機能的。

  しかし、まずできる事を証明することが、大切。


 ●技術の世界

  多くの人が、それぞれの立場で、競争している。
  多くの人が、目的達成するために、知恵を絞る。

  できることが分かれば、それぞれに最適化を行うもの。

  しかし、目的を達成しなければ、何も無い。


 ●最適解は

  目的を達成すること、できた後から、考える。

  答えがわかった事を解くのは、学校の勉強だけ。
  実際の開発は、いつでも新しいことを要求される。


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 編┃集┃後┃記┃
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  私が子供のころから考えると、本当に多くの、便利なものが実用化
  されているものです。

  それぞれを世の中に送り出すためには、小さな改良や一歩前にでる
  開発の積み重ねだと思うものです。

  もちろん最適化のための技術競争も、熾烈なものがあります。
  そうして、世の中にでたものが、手の届く価格になり、普及してい
  くのですから。

  しかし、まず冗長でもなんでも、作り出す事が最初だと思うのです。


  では、また次回、お会いしましょう。


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