『第45号:こだわったことは種になる』
◆─────────────────────────────────◆
鉄の厨房:こだわったことは種になる
◆─────────────────────────────────◆
●人間のすること
すべてのこと、均等に注力、できるものではない。
そこにはかならず、こだわったものが存在する。
よく、メリハリと言う言葉で表現される。
こだわる部分、そこに知恵が集約される。
●こだわるということ
それは、深く穴を掘り下げるようなもの。
掘れば金が、あるかどうか、わからない。
掘っているときは、その先に何があるのか見えないもの。
しかし、それを掘るのは個人の作業。
時間を使って掘ったこと、全ては自分の経験に。
●全体の目的のなかで
こだわる事へのバランスも必要。
深いこだわり、無駄と言えることもある。
しかし、無駄と思えるこだわり、新たな専門への足掛かり。
人間、経験することに、無駄はない。
目的変えれば、こだわったことは種になる。
●分業をすすめた結果が専門分野
しかし専門、どれもだれかが作ったもの。
どんな専門も、最初はないに等しいもの。
それぞれが、こだわった事が専門分野
こだわった結果が、技術の進歩。
◆─────────────────────────────────◆
編┃集┃後┃記┃
━┛━┛━┛━┛
今の技術、あらゆることが、専門として細分化しているものです。
しかし、50年前はそれほど、細分化していなかったものです。
人が働く期間を25年とすると、現在のような細分化された専門の
分化は、たったの2世代でなしえたことになります。
ある意味、専門家と呼ばれる先端にいる人たち、誰かに師事して専
門家になったのではなく、自分でその専門を切り開いた人が多いと
も、考えられるものです。
これは、技術の分野に限らず、サービスなどの分野についても、同
様のことが言えるのでは、ないかと思うものです。
自分のこだわりを持つ。
これがスペシャリストへの第一歩ではないかと、思います。
では、また次回、お会いしましょう。
.........................................................................................................