『第42号:考える時間が大切』


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   鉄の厨房:考える時間が大切

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 ●ものづくりに限らず

  仕事は、かならず何かを産み出すもの。
  それには、実際に手を動かす"作業"が必ずついてまわる。

  作業は、外から見ても、仕事をしてるのが、よくわかる。
  作業は、結果が見える形になるので、達成感が得られるもの。

  しかし、作業を行うためには、必ず"考える"ことが必要。
  作業は考えた結果を、実行しているもの。

  全ての始まりは、"考えること"。


 ●しかし

 "考える"ということは、つらい仕事。
  はたから見れば、考えてるもサボってるも、同じに見える。

  自分自身も、目に見える結果が出ないので、それを続けること
  がつらくなる。

  多くの人は、単純な"作業"に逃げていく。


 ●体を動かしていれば

  確実に見える結果が、出てくるから。
  他の人からも"がんばっている"と見えるから。

  しかし、手を動かす作業、人間でなくてもいいとも言える。
  作業はいつかは、機械に取って代わられる。


 ●考えること

  これは、人間だけができること。

  考える時間、それは一見、なにもしてないように見えるもの。
  まるで、ヒマをもてあましてるようにも、見えるもの。

  しかし、なにもしてないように見える、"考える時間"
  実はこれが、一番大切。

  そして、考えた結果が経験であり、技術と言えるもの。


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 編┃集┃後┃記┃
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  もちろん、考えるだけで、アウトプットが伴わなければそれは、
  サボってるのと、何も変わらないことになります。

  ことわざにも"ヘタな考え休むに似たり"というのがあります。

  ですから、本来考えなくてはいけない場面で、忙しいことを理
  由に作業に逃げる人、ずいぶん見て来ました。

  実際は考えることと、作業することは、クルマの両輪のような
  関係と言えるでしょう。

  少なくとも技術の世界、"考える"がなければ、決して前には
  進まないものです。

  しかしこれは、技術だけの話しではなく、世の中の仕事、すべ
  てに通じることだと思っています。

  とかく忙しいときは、この"考える"を軽視しがちです。
  しかし、本当は忙しいときこそ、"考える"が重要と言えると
  も思ってます。


  では、また次回、お会いしましょう。


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