『第37号:ものづくりに思いをよせて(その1)』
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鉄の厨房:ものづくりに思いをよせて(その1)
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毎週月曜日の配信
今年の定時配信、今日が最後になります。
今回は、このメルマガを出すにいたったいきさつや、思いにつ
いて、書いていきます。
どうしても、自分の経歴を書かないと、話しがつながりません。
長くなりますので、今日は"その1"ということにします。
●サラリーマン時代
大きな会社で、設備設計という仕事をしていました。
具体的には、機能を満足する設備構成と必要スペックの検討です。
コンピューターでの数値シミュレーション。
比較表の作成。周辺技術の調査...。
検討結果を技術レポートにまとめ、実際の設備に反映させる。
特許を取る。大量の図面のチェック。それが仕事でした。
●ちょうど妻と結婚した頃
妻の親戚が独立しました。
同じ大学の先輩でもあり、私とはちょうど、一廻りちがい。
下請け仕事と同時に、特殊処理装置の開発を行ないました。
その装置が売れ、会社は順調に発展しているようでした。
そして10年以上の時が流れました。
●バブル崩壊の頃、その親戚が急逝
不況の波を受けた零細企業は、生き残りに必死の時代。
ものづくりは海外へ移り、デフレが進むなかでの突然死でした。
いきさつは省きますが、その会社を引継ぎました。
●そこで、目にしたのは
価格破壊が進む中、実際の物作りをしている、下請けの厳しさ。
仲間の倒産、廃業をいくつも見ました。
"商売は技術だけではない"そんなことを思い知らされたもの。
しかしその中で、なんとか生き延びることができました。
"廻りに恵まれた"、"運が良かった"
実際それが、大きかったと思います。
●私の経歴から
順風満帆と思われる方も、多いようです。
書いてしまえば、そう見えるのかもしれません。
今になれば、自分でも、そうかなと思うこともあります。
しかし、実際の日々は、決してそのようなものではありません。
●大企業と零細企業
その両方を、経験したこと。
これはとても貴重な経験だという、思いがありました。
大きく掴むことから、実際の製造現場でのこだわりまで。
そんな物作りへの考え方、思い。
そうしたことを、書いてみたい。
そのようなことを、昨年の今頃、考えていました。
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編┃集┃後┃記┃
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一回に書くと長くなりますので、ここまでにしておきます。
やはり思うように、まとまりませんでした。
自分の文章能力の低さを、ひたすら反省するばかりです。
次回は1月2日の配信、続きはそこで。ついでに年初の思いな
ども、書いてみようかと思います。
では、また次回、お会いしましょう。
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