『第36号:プロのこだわりとシロウトの目』


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   鉄の厨房:プロのこだわりとシロウトの目

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 ●技術の目指すところ

  最終的にはブラックボックス。
  仕組みは分からなくも、多くの人が普通に使いこなせるもの。

  そして、使う事で人が便利だと思うもの。
  使う人に、その仕組みは見せないもの。


 ●冷蔵庫、電子レンジ

  その仕組み、理論を理解して使う人、ありえない。
  普通の人にはブラックボックス。

  その機能だけを理解して、スイッチを押す。


 ●どんな技術も

  自分が使う道具を、自分で作っていたことが、その原点。

  そのうち、上手に作る人が出てきて、他の人の分も作るようになる。
  それが仕事になり、プロと呼ばれるようになったもの。

  それは、人間社会の分業そのもの。
  効率的な仕事の仕組みで、あたりまえ。


 ●時代が進むにつれ

  すでに産業として、成り立っているもの。
  最初から作る側と使う側に分かれている。

  作るこだわりと、使うわがまま、しだいに一致しなくなる。


 ●作る仕事

  技能を持つこと、プロの条件。
  作れなくては、意味がない。

  しかし、技能だけなら人間である必要、なくてもいい。
  作業だけなら、時代が進めば、機械が取ってかわるもの。


 ●プロと言われるもの作り

  原点は自分が使う道具を、自分が作ったこと。
  使う側になって、一歩先が見られること。

  使う人はあくまでシロウト、その欲しいものは抽象的。
  プロの仕事、抽象的な希望を具体的な形に、変えること。

  だれもが使いたいもの、お金を出しても欲しがるもの。
  それが職業として、お金の取れるもの作り。


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 編┃集┃後┃記┃
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  世の中の仕事、大きく分ければ"職人"か"流通"かの2つです。

  ようするに、自分が作業して、なにかを作る仕事と、作る人と欲し
  い人を結び付ける仕事、その2つに分けられると思います。


  文章を作る、企画する、付加価値を付ける。
  すべて、何かを作る仕事だと思います。


  作る仕事の原点は、"自分が欲しいものを、自分で作った"。
  それを他の人も欲しがり、作ってあげたら、お金が貰えた。

  どんなに分業が進んでも、この原点は決して変わらないものです。

 

  話しは変わって、来週は、今年最後の配信になります。

  ちょっとおもむきを変えて、メルマガを出したいきさつなどを、書
  いてみようかと思っています。

  思っているだけなので、書かないかもしれません。
  ようするに書いてみて、ボツにしたネタは多いのです。

  書いた結果、気に入ればの話しです。

 

  では、また次回、お会いしましょう。

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