『第25号:好奇心』


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   鉄の厨房:好奇心

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 ●興味を持つもの

  人によって、その方向はさまざま。
  食べ物、衣服、美術、音楽...

  もちろんモノ作りについて、興味を持つ場合も。


 ●好奇心が旺盛

  これを否定的に判断することは、あまりない。
  全ての行動の原点は、好奇心によるもの。

  人間の生活の基本であり、時代によらず好奇心が発展の原点。
  常に新しい情報を入れるのは、この好奇心のなせる業。


 ●好奇心が示す行動

  2つのパターンが考えられる。

  一つは、視野を広く、興味を引かれるモノを探す行動。
  もう一つは、自分の興味の方向だけを、深く追求する行動。

  どちらもの行動も、好奇心が旺盛と言える。


 ●どちらの行動ももちろん重要

  しかし、この2つの行動、相反する。

  視野を広くして、モノを探している行動
  これだけでは、どれも表面をなぞっているだけ。

  自分の興味の方向だけを追求している時。
  それ以外の情報を、すべてシャットアウトして集中する。

  その状態、一般的には好奇心旺盛には見えない。
  しかし、一つの方向に合致した情報には、敏感に反応する。


 ●モノ作りの人に共通

  どちらかと言えば、自分の興味の方向を深く追求するもの。

  人間の能力、大きな違いはないもの。
  仕事とは、普通の人が普通に行うもの。

  普通の人が、長い時間を費やしたこと、それが専門。
  モノ作りは、それぞれの専門家による共同作業。

  深く追求した時間が長い人、それだけのものがあるもの。


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 編┃集┃後┃記┃
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  わたし自身でいえば、やはり自分の興味のあることに、費やす
  時間は長いと思います。

  しかし、人間だれしも時間だけは、公平に与えられたもの。

  それ以外に費やす時間を、いかに短く合理的にこなすかが、興味
  のあることへの、時間配分を長くできるポイントだと思ってます。

  独身時代は、シャツも靴下も同じものをまとめて買って、1から7
  までの番号を打って、順番に着ていました。

  着るものを考える時間はゼロです。しかも、清潔です。


  そんなわたしは、妻や子供たちから、ときに人格を疑われます。
  それでも、21年間...

  では、また次回、お会いしましょう。


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