『第23号:完璧は永遠にない』
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鉄の厨房:完璧は永遠にない
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●技術の発展から、個人の技能まで
モノ作りの仕事に、完璧は決してありえない。
もちろん、改良をくり返すことで、完璧に近づくことはある。
それも、その時代背景があってのこと。
●時代が進み、違う技術が出ることで
もう改良の余地がないと思う技術にも、変化があらわれるもの。
時代の要請によって、変らねばならない場合もある。
それまで、正しいと思って追求してきたことが、いきなり否定
される場合もある。
●あまり大上段に
構える必要はないが、完璧がないから、技術は発達するもの。
そう考えるのが正解。
飛躍することは無理でも、一つ上を考えることは、必要。
その積み重ねが、技術の発達そのものになる。
●一つの品物を作ることにおいても
製作にはかならず誤差やミスはつきもの。
一つ加工すれば、かならず大なり小なりの誤差は発生する。
それを修正しながら形にしていくのがモノ作りの仕事。
いわば、ミスを挽回しながらの作業とも、言える。
●不良品でいいとは言えないが
完璧を求めて、行動できないことは問題。
やってみて、わかることが多いと割りきることも必要。
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わたしが読んでいる、おすすめのメルマガをここで紹介します。
モノ作りの世界、消費者に売る品物を作る会社は、ごくわずか。
一般的には、企業間取引がほとんどです。
つまり、作った品物を次の会社に売り、そこでさらに、加工なり
組立てをして、また次の会社に売る。
つまりこの世界、大なり小なり、下請けと言われる会社が、ほと
んどと言えるものです。
私の会社も、やはり"下請け"と言われる仕事になるもの。
しかし、実際の作業をする"下請け"にこそ、モノ作りの本当の
ノウハウがあるもの。
"目指せ超下請け"、これはモノ作りを仕事にしている多くの会
社にとって、究極の目標だと思います。
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平凡なサラリーマン生活の後、軽貨物運送業を経て社労士開業。
ところが父親の突然死で多額の借金とともに家業の鋳物工場を継ぐことに。
今では、行列のできる町工場に。そんなしおたが気づいた儲かる会社、
ダメな会社の違いをアナタにそっと教えます。
【目指せ! 超下請け】
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編┃集┃後┃記┃
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前回のテーマである、"やってみないとわからない"とかぶる
部分もあります。
仕事をしていると、アタマで考えるばかりで、まったく行動で
きない人がいるもの。
いわば"完全主義者"なのだと思います。
で、そういう人が完璧な仕事をするかと言えば、必ずしも、そ
うではない。いままで見てきた正直な感想です。
モノ作りの仕事だけではないと思いますが、この世界"モノ"
という形に結果があらわれるだけに、完全主義者が多いとこで
もあります。
しかし、芸術品とか嗜好品の世界は別ですが、私の書いてるモ
ノ作りは、あくまでも道具の世界。
"完全でなくても、あとで改良すればいい"の割りきりも必要
なところです。
それよりも、作るタイミングとスピードが重視されるものです。
このあたりのことも、そのうち書いていきたいと思います。
では、また次回、お会いしましょう。
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