『第22号:やってみないとわからない』


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   鉄の厨房:やってみないとわからない。

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 ●ものづくりの世界だけでなく

  どんな世界でも言えること。
  やってみないと、わからない。

  もちろん、簡単なものなら、やらずとも想像はつくもの。
  それは、過去に似たような経験から、判断できるもの。

  しかし、その簡単に想像できると思ったこと。
  実際にやってみると、新たな発見もあるもの。


 ●技術の進歩の常識として

  先人がやったことが、常識として現在に受け継がれているもの。
  自分で経験しなくても、判断できることがあるもの。

  経験を積み重ねることの大切さ、特にこの世界では重視されるもの。
  それだけ、モノを作るということは、リスクをともなうものでもある。


 ●やってみての結果

  あたりまえだが、2つに分かれる。

  やってみたら、うまく行った。
  やってみたけど、ダメだった。


 ●うまく行くか、ダメなのか

  ラッキーでうまくいったもの。
  きちんと検証する、必要があるもの。

  ダメだったものは、その原因を考える。

  そこから、新たな技術のヒントがある。
  解決することで、独自の技術力につながるもの。


 ●いずれにしても

  行動した人だけが、わかること。

  失敗した時のリスクとの兼ね合い
  常にアタマに、入れることは必要。

  失敗したら倒産するでは、たんなるバクチ。
  事前の検討、知識と経験をフル動員して考える。


 ●そうした積み重ね

  個人でも、会社でも、そして、世界でも
  科学技術の進歩になっていく。

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 ■┛ 今日のおすすめメルマガ

 わたしが読んでいる、おすすめのメルマガをここで紹介します。

 モノ作りの一つに、家作りもあるもの。家は一生のお買い物。だれも
 が、この時だけは、図面を必死に見て、いろいろ検討すると思います。


 発行者の原さん、お父さんが一級建築士、ご自身も住宅メーカーでイ
 ンテリアコーディネーターをしていたという、家作りに関係した一家。

 そんな原さん、お子さんのアトピーから、こだわり家作りをめざして、
 奮闘中。そう言えば、私もサラリーマン時代に家を建てたのですが、
 夏には目がチカチカする、そんな家だったもの。

 家とアトピーの問題、現在の日本では、悩める人、多いのではないで
 しょうか。

 家作りのさまざまなポイントを、主婦の視線で情報発信。
 日刊メルマガですので、毎日届きます。
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 「このままじゃ家にコロサレル」
 息子のアトピーを治そうと母は新築を決意!
 家づくり真っ最中の裏話やこだわりの数々を
 平日日刊でセキララ@レポートいたします。
 えっシックハウスって・・・続きはこちら

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 命をまもる住まいをつくる【いえのタマゴ】


 原さん、最近オフ会をしたようで、カラオケ上手との情報がチラホラ...。
 そのオフ会、実は影の仕掛け人とのウワサもあります。

 酒はすっかり弱くなったらしい。ってことは、昔は酒豪?

 北海道の方、次のオフ会、楽しみですね。
 とりあえず登録して、心して待ちましょう。
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 編┃集┃後┃記┃
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  やってみないと分からない。

  これは、個人レベルから、有名な技術トピックスまでいろいろです。

  やってみて、ダメだったことには、有名な技術トピックスに残って
  いるものも多いものです。その後の技術の発達に寄与してますから。

  コメットの墜落事故→金属疲労破壊   http://tinyurl.com/8afgl
  タコマ橋の落橋事故→風による共振現象 http://tinyurl.com/ctrek
  リバティー船の破壊→溶接部の脆性破壊 http://tinyurl.com/cztbw

  などなど、有名なものは多いです。


  一方、思い切ってやってみたら、うまく行ったこと。

  これは、表に出ること、ほとんど無いですが、学生時代に聞かされ
  たこと、ありました。


  たとえば蒸気機関車。設計は基本的に戦前です。

  巨大パワーの2気筒シリンダー。振動発生源としては、強烈です。
  同じパワーでも、多筒シリンダーなら、まだ分散されます。

  そんな強烈な加振源を持った、数10トン鉄の塊が、たった1mの
  幅で敷かれたレールの上を、時速100キロで疾走する...。

  振動理論が発達した現在、あれをゼロから設計しろと言われたら、
  恐ろしくて、とてもできないだろうと、言われたものです。

  無知の中、手探りで作り、結果オーライの典型だと、振動の先生が
  言っていたのを、良く覚えてます。


  実際に経験することの重要性。個人レベルでも、理工系の学校が実
  験、実習を重視していることからもわかります。

  図面を書く上でも、精度で桁を一つ増やすことが、どれほど大変に
  なるものか、実際に加工したことがないと、わからないと思います。


  では、また次回、お会いしましょう。


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