『第18号:コストダウン』


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   鉄の厨房:コストダウン

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 ●ものづくりに限らず

  世の中の仕事、常にテーマとして上がるのはコストダウン。

  仕事をして利益をあげるのが会社の目的。
  利益を増やすには、コストダウンは常に考えなくてはいけないこと。


 ●利益を上げる方法、すごく単純

  コストを下げるか売り値を上げるか。
  売り値を上げても、売れなくては意味がない。

  基本的に、コストダウンを模索する。

  もちろん、ものづくりの仕事。
  コストダウンは永遠のテーマ。


 ●何も変えずにコストが下がる

  それは手品。
  やり方、方法、何かを変えなくてはゼッタイにコストは変わらない。

  作業方法の変更、機械の導入、その本質は"人手を省く事"
  どんな仕事でも、コストで大きいのは人件費。

  作業効率を上げて、製品の単価を下げること。
  それが、ものづくりのコストダウン。


 ●簡単なものでは

  治具を使う。作業台を工夫する。
  これだけでも、ずいぶん効率は違うもの。

  ロットをまとめる。つまりまとめて作る。
  一つだけ作るのも、5個作るのも、作る段取りは同じ。

  一つだけ作るのは、倍の値段をもらっても、合わないもの。


 ●大掛かりになると

  機械化を考える

  機械の値段、それに置き換わる人件費との比較。
  人件費より安ければ、機械化は良い方法。

  だから、機械の製作コスト、目標値は人件費以下。


 ●機械でできない作業

  人件費の安いところに移しかえる。
  まずは、バイト、パートさんの有効利用。

  そして、大掛かりになると、海外生産。

  空洞化と言われようが、これはどうしようもないこと。


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 編┃集┃後┃記┃
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  人件費の安いところに工場を移す。でも、工場を作るってのは、会
  社にとっては、相当な投資。機械を入れる以上に真剣になると思い
  ます。

  しかし、新規に工場を作ってもペイするくらい、人件費の格差って、
  あるものなのですね。

  製鉄設備の場合、日本ですと人件費が高いので、自動化、省力化の
  機械がいろいろ入っているもの。

  むかし、中国に工場を作る計画に加わったこと、あるのですけど、
  日本では当たり前に導入している機械。本当に必要かどうか、改め
  て見直しをしたものです。

  つまり、機械を入れるより、いっそ人を雇ってやらした方が、安い
  かもしれないと言うことでした。


  では、また次回、お会いしましょう。

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