『第66号:組織の力』


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   鉄の厨房:組織の力

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 ●人間社会は分業制

  それぞれが、得意なことを、仕事にする。
  その結果を、融通することで、成り立つ。

  スーパーマンだけが、生きているわけではない。
  普通の人が普通に仕事をして、社会は成り立つ。


 ●能力の違いで

  多少の差はあれ、一人の人間のできる事、あくまでも一人分。

  人間のすること、間違いもある。
  その時、取れる責任も、一人分。


 ●大きなものを作るには

  多くの人の、力が必要。
  前の人に、次の人が価値を加える。

  しかし、それぞれの仕事は、一人分。
  責任範囲も一人分。


 ●多くの人が

  力を合せるには、管理すること、必要に。

  間違えないための、仕組つくり。
  間違えても、影響を小さくする、仕組みつくり。
  そして、失敗リスク分散するための、仕組みつくり。

  そうしたことが、組織の力。


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 ■┛ おもしろ情報紹介

  ブログで知り合った、ドリームファクトリーの市川一芳さん。

  将来はF1参戦を目標にしつつ、現在、全日本F3選手権に参戦す
  る、レーシングチームの監督さんをしています。
  http://www.dreamfactory.co.jp/

  そんな市川さん、モータースポーツの醍醐味を、多くの人に知って
  欲しいと、レーシングカートの一般参加レースを開催されます。
  http://tinyurl.com/g83cu


  開催は7月22日(土)で場所は千葉県の茂原ツインサーキット。
  http://tinyurl.com/jn7b9

  未経験者、初心者、大歓迎で、カートや装備はもちろんレンタル。

  モータースポーツに興味のある方は、ぜひ参加してみて下さい。

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 編┃集┃後┃記┃
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  15年勤めた会社では、いろいろな設備の設計を行いました。

  小さいものでも20億円、大きいものでは100億円を越える案件
  を担当したものです。

  ただし、かならず先輩や上司の目があり、気をつけるポイントや発
  生する問題に対して、アドバイスがあったものです。

  そうした、いろいろな人の知識や経験が集約され、多少のトラブル
  はあっても、致命的なトラブルはなく、完成したものでした。


  現在は独立して、たった4人の小さな鉄工所を経営しています。
  数年前、潰れるかもしれないという、トラブルを経験しました。

  1台100万円の品物。材料だけでも、40万円するもの。
  その他に、機械加工などの外注加工も多い品物でした。

  その溶接の一部を、6万円で外注に依頼しました。
  ところが、その溶接部分が不良で、1年後に破損。

  破損した時にはすでに、18台を納入済でした。
  その18台全て、作り直しを要求されました。

  不良を出した外注先の責任は、請け負った6万円だけ。

  この時に、もの作りの恐さと、管理の必要性、保証できる範囲、す
  なわち"組織の力"というもの、つくづく考えました。


  では、また次回、お会いしましょう。


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