『第7号:類は友をよぶ』
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鉄の厨房:類は友をよぶ
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●デフレの時代でなくとも、
製造業の合言葉、"コストダウン"。
いつの時代も、仕入、外注価格の低減は、必須の課題。
ただし、デフレの時代は、それをモーレツに加速させた。
●そのやり方、会社によって温度差いろいろ。
われわれを集めて、図面の変更を提案をさせた会社。
新規の取引先を増やして、競争原理を導入した会社。
さらに、見積依頼をインターネットで、世界中にばらまいた会社。
それぞれ、コストダウンの方法を、模索した。
●会社と会社のつきあい。
しかし、しょせんは人間のつきあい。
協力を依頼されれば、アイデアも出る。
価格がすべてと、ドライに言われれば、
それに合わせた対応にもなる。
●手作り主体の町工場
言ってみれば、街の小さな専門店。
量と価格で勝負のスーパーとは、戦う土俵が違うもの。
無理な価格で請けることは、できないもの。
●不思議なもので
人も会社も付合いは、類は友をよぶ。
価格がすべてと、割りきったお客さん。
残る取引先も、割りきった対応の取引先ばかり。
見積依頼の図面を見てると、図面、仕様がエスカレート。
取引先から、"図面の不備"で押し通されてると思われる。
●法律に詳しい人、一般的には両極端
ふつうの人、法律はあまり詳しくない。
常識で行動すれば、知る必要、ないのが普通。
最初から、常識で行動するつもりのない、そんな人。
法律の抜け穴をさがして、それを利用しようとしてる人。
そういう人、法律にやたらと詳しいもの。
法律の抜けがあれば、どんな非常識でもやるつもり。
●図面についても、同じこと
常識の通らない会社に発注して、使えない品物納められ、
図面の不備で押し通される。
すべての仕様書に、材質証明、熱処理証明、寸法検査証・・・
すべての寸法に公差、同芯度、直角度・・・
そんなに信用できないのかと、思いたくなる証明書の提出。
測定できない項目、指定されても、困るもの。
まともなところは、そんな図面は請けなくなる。
永遠につづくイタチごっこ。
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編┃集┃後┃記┃
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類は友をよぶ。
エピソードとして今回は、お客さんのことだけ、書いてしまいまし
た。しかし、われわれのような零細企業の方が、もっと顕著にあら
われるものです。
なにしろ、会社を構成する人数が、圧倒的に少ないですから。
そして、経営者の考え方が、お客さん、取引先、従業員にストレー
トに反映されるもの。
ギラギラとお金のことばかり考えてる人には、そういう人が廻りに
むらがります。
お金を稼ぐことは、決して汚いことではありません。稼げなければ、
生活できませんし、会社も成り立たないです。問題は内容です。
たとえば泥棒でも、お金を稼ぎます。
その稼ぎは、きれいとは言えません。
そんな事も、これからおいおい、書いていきたいと思います。
では、また次回、お会いしましょう。
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