産業機械設計製作・試作加工
成瀬隆彰
コスモテックで製品を作るのに使用している、手動式３本ロールベンダー。
鉄板を丸めてパイプにする道具です。
職人が自分で使うのに、便利なように工夫した独自の品物。
小型のものを販売してます。
表からは見ることのできない、モノづくりの世界。あなたにお教えいたします
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2014年6月24日
朝方は湿気の強いくもり空で、日差しは結構あったのだが、大気はかなり不安定で、昼前頃から急に空が暗くなり、かなり強い雨と雷が。ニュースでは東京では大量の雹が降ったとかで、今年もまた異常気象っぽい雰囲気。毎年のように異常気象が続いているので、そろそろこれが日本のフツーの気象になるのかも。そんな本日は、午前中は大和工場で状況確認と工程調整。昼すぎに事務所に戻り、受注対応と作図検討。これ、大和工場で作っているステンレス製の２重パイプ。左にあるものと、右を組合せて使用する。こうしたものは、基本的に工業用のバーナーの部品だが、まあウチあたりは部品だけの製作なので、このあたりはあくまで推測。こうした部品、多くはＳＵＳ３１０Ｓを使用するが、これは３１６Ｌで作っている。このあたりは消耗品と割切って、定期的に交換するかわりに価格を押えているのかも。これもあくまで単なる推測。
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2014年6月13日
朝方は、ここ何日かのぐずついた天気がウソのような雲一つないきれいな青空が広がり、通勤時からすでに２８ﾟCという、まるで真夏のような１日のはじまり。しかし、昼すぎには急に雨が落ちてきて、都心では雹になったところもあるらしく、これも真夏のゲリラ豪雨を思わせるような、ホントに大気が不安定と思える１日。昨日までの２日間、事務所を開けていたので、その間にたまったコトの処理で結構たいへん。昼すぎに一件来客もアリ、ちょっとまとまった見積り作成もアリと、結構バタバタとした週末金曜。そう言えば、今日は１３日の金曜日だと、たったいま気がついた。これ、大和工場で製作中のラックフレーム。こうしたモノは、一定期間使用するとぶつけたりで変形して、かならずある程度の製作数が発生する。しかしお客さんにとっても、これは売り物になるワケでもなく、どこまで行ってもあくまで経費。価格はいつもギリギリを要求され、ある意味お付合いとも言える仕事。次に出た時には、断るかどうするか、いつも心の揺れる品物。
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2014年6月 9日
梅雨入りしてからズッと毎日、小雨が続く天気だったが、今日は空に雲は多いものの、久しぶりに日差しを感じる明るい陽気。もっともその後もきれいに晴れるワケでもなく、夜には再び霧雨になったが、久しぶりに日中に晴れ間も見た１日。そんな本日は週明けでもあるのだが、朝から検査会社を依頼して、大和工場で製作中の品物の溶接検査。これ、そんな本日の検査の様子。溶接部の非破壊検査にはいろいろあるが、これは放射線検査と言って、ようするにレントゲンで溶接内部を調べるもの。向こう側にコードがつながっている装置が、Ｘ線発生器で、品物の手前にガムテープで張られているのはレントゲンフィルム。この後すぐに現像して、内部のブローホールやスラグ巻き込みを確認。結果が良くなければ、当然手直し、再検査を求められる。無事に検査も完了して、検査成績書は後日郵送してもらうことに。職人さんにとっても、自分の溶接の成績評価になるワケで、結果はどうだったかとしきりに聞かれた。
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2014年6月 2日
一応晴れと思えるが、昨日までに比べるとかなり空は白っぽい。それでも今日も軽く３０ﾟCを越えたらしく、ラジオではこの時期に真夏日が続くのは２７年ぶりと言っていた。逆に言えば２７年前には、同じ状況があったと言うことでこの陽気、もしかしたらそれほど異常でもないのかも。まあいずれにしても、６月に入ったばかりにしては、すでに真夏のようで蒸し暑い。そんな本日は、大和工場に顔を出し、今月の工程調整と製作中の品物の状況確認。これ、製作中のパイプ溶接。厚肉パイプにフランジを溶接しているのだが、肉厚全体を溶接するため、開先を取りそれを埋める作業になる。すでに２層溶接しているが、この開先を全て埋めるには、かなりの作業が待っている。溶接棒は、こうして開先を手溶接で埋めて、母材同等強度が求められ、実際には母材よりも１ランク上の品質が要求される。この世界では常識だが、溶接棒は特殊ノウハウの詰まった高品質の鋼材。
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